消化管内視鏡検査
消化管内視鏡検査とは
消化管内視鏡検査とは、細いカメラ付きの内視鏡を口や肛門から挿入し、食道・胃・十二指腸・大腸などの消化管の内部を直接観察する検査です。
レントゲンや超音波検査では分からない粘膜の炎症、潰瘍、腫瘍、異物、出血などを詳細に確認でき、必要に応じてその場で組織の一部を採取(生検)することも可能です。

このような症状がある場合におすすめします
以下のような症状が続く場合、内視鏡検査が診断に有効です。
- 慢性的な嘔吐や下痢が続いている(1ヶ月以上軟便が改善しない、治っても繰り返してしまう)
- 食欲不振や体重減少がある
- 血便・黒色便が出る
- 何度も吐くが原因がはっきりしない
- 異物を飲み込んだ可能性がある
- 胃腸の腫瘍が疑われる
- 血液検査にて低蛋白血症(低アルブミン血症)を認める
内視鏡検査でわかること
内視鏡検査では、以下のような病気の診断が可能です。
- 慢性胃炎・腸炎
- 炎症性腸疾患(IBD)
- 胃・腸の潰瘍
- 消化管腫瘍
- ポリープ
- 異物誤飲
- 出血性病変
また、生検を行うことで確定診断が可能となり、より適切な治療方針の決定につながります。
【食道】
【胃体部】
【胃角部】
【幽門部】
【噴門部】
【十二指腸】
【空腸】
【結腸】
【回盲腸部】
検査の流れ
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事前検査・診察
血液検査や画像検査(レントゲン・エコー検査)を行い、全身状態を確認します。
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麻酔下での内視鏡検査
安全のため全身麻酔下で検査を行います。
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必要に応じて生検
消化管粘膜の一部を採取し、病理検査を行います。
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回復・ご帰宅
麻酔から覚醒後、状態を確認してご帰宅いただきます。
内視鏡検査のメリット
- お腹を切らずに検査が可能(低侵襲)
- 消化管の状態を直接確認できる
- 生検による病理組織診断が可能
- 異物の摘出が可能な場合もある
- 回復が早い
飼い主様へ
消化器症状は一時的なものから重篤な病気まで原因はさまざまです。症状が長引く場合や繰り返す場合は、早期の精密検査が大切です。
当院では、専門的な知識と設備を用いて、動物たちに負担の少ない内視鏡検査を行っております。ご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。